三重県四日市市小古曽のデイサービスセンターいつきは
老人福祉法に基づく通所介護事業所です。

施設へのこだわり

物外部・内部の設計

建物外部・内部の設計のコンセプトへの十のこだわりをご紹介いたします。

.設計コンセプト

デイサービスセンターいつき小古曽の建物コンセプトは、ズバリ!『菖蒲の花咲く、昭和ロマン溢れるデイサービス!』です。
建物は平屋で重厚感ある大屋根は一見の価値ありです。
また、建物外観は昔ながらの長屋や蔵をイメージした建材を使用しており、ご利用者の皆様が懐かしさを感じて頂ける設えとなっております。
また、建物内部においても玄関を入って正面上部には築100年を超える旧家にあった屋久杉の欄間を設置させて頂くと共に古民具等をリノベーションしたものを建物外部・内部の随所にレイアウトをさせて頂き、昭和ロマンを感じとれる設えとなっております。

.屋外歩行機能訓練コース

屋外に歩行機能訓練コースをご用意させて頂きました。
緩やかな登りと下りの勾配をつけさせて頂いたことにより、ご家庭内での段差による躓きや転倒予防にも繋がる訓練が可能です。
安全面にも配慮しコースの右側・左側の両サイドに手摺も設置させて頂いております。
ご利用者様には、屋外で歩行訓練を行いながら四季の移り変わりを感じて頂くと共に五感でも楽しんで頂けるよう植栽にもこだわらせて頂きました。

.足湯(いつきの湯)

今回のもう一つの目玉は足湯(いつきの湯)です。
いつき四日市・いつき伊勢にも足湯はありますが、今回いつき小古曽で設計させて頂いた足湯は、車椅子をご利用されている皆様にも気軽にご使用頂けるものとなっております。
是非共、お立ち寄りの際には、ご利用者様と共にご使用頂き、お話に花が咲くことを心より願っております。

.菖蒲

実は敷地の一部が沼地でしてぇ・・・ 昔はレンコンもとれたそうです!
現在は、珍しい黄色の花を咲かせる菖蒲が群生していて、5月中旬の約2週間位がちょうど見所です。是非、皆さん!来年の5月にはご利用者の皆様と一緒にお茶を飲みながら菖蒲を鑑賞してみませんか?

菖蒲の豆知識
皆さん!5月5日のこどもの日になぜ菖蒲湯に入る習慣が日本にあるのかご存知ですか?
こどもの日に菖蒲湯に入る由来は、端午の節句の歴史と深い関係があります。
端午の節句は、古代中国において月の初めの厄払い行事として生まれました。
古代中国では、雨季を迎える5月は病気や災厄が増えることから、
菖蒲の葉が持つ強い香りが邪気を祓うとされ使用されていたようです。
菖蒲湯は厄除けだけではなく、リラックス作用や血行促進が期待できる他、
肩こりや腰痛予防にも効果があると言われています。
5月にはご利用者の皆様と一緒に菖蒲の葉を刈り取り、菖蒲湯に入りたいと思います。

.樹齢約100年の楠木

建設地を購入した時には築100年を超える古民家と樹齢約100年の楠木が既に存在しておりました。
「木」を二つにすると「林」、「木」を三つにすると「森」、「木」をもっとたくさんにすると「社」(もり・やしろ)となります。
ですから、樹齢を重ねた「木」には非常に神聖なものを感じます。
そんな経緯や背景からデイサービスセンターいつき小古曽の「シンボルツリー」として、そして「守り神」としてご利用者様を見守って頂けるよう、若干の枝払いをしたものの現在もこの楠木は敷地内で堂々と鎮座しております。
是非お近くに来られた際にはこの楠木にそっと触れてみて下さい。
この木の躍動感や力強さ、そして鼓動を感じると思います。

.カラオケルーム

大きな声を出すことは機能訓練にも繋がります。
防音設備も完璧ですので、ご利用者様にはおもいっきり声を出して楽しんで頂き、ストレス発散や気分転換に繋げて頂ければ幸いです。

.温泉宿を彷彿させる浴室・脱衣室

浴室・脱衣室の設えを温泉宿風にさせて頂きました。
坪庭を眺めながらゆっくり入浴できる一般浴、リクライニング式で肩まで疲れる機械浴の2種類があります。また、機械浴はお一人毎に新しいお湯が入れ替わる新湯タイプなので衛生的です。
お元気な方から自宅では入浴が困難な方まで幅広く対応させて頂きます。

機械浴(新湯タイプ)

機械浴(新湯タイプ)

車いすの方でも快適にご利用いただけると共に常に新しいお湯での入浴をお楽しみいただけます。また、肩掛けシャワーは入浴中だけではなく排水中も使用可能で湯冷めを防ぐことができます。半身浴も可能です。

一般浴

一般浴

3~4人程度が一緒に入浴できる浴槽です。季節に合わせた変わり風呂などを予定しています。広々とした浴槽でゆっくり入浴を楽しんでいただき、日々の疲れを癒していただきます。

.解放感溢れる空間

ご利用者様の安全な導線を確保することは必須です。
その為、大屋根を取り入れたことで室内に柱を立てることなく開放的な大空間をつくることが出来ました。
是非共施設にお立ち寄り頂き空間の広さをご体感願います。

.安全・安心なゆとりある静養室

ご利用者様にゆっくりとご静養頂けるよう、リクライニング式ベッドを七つご用意させて頂きました。
また、急な体調の変化があった際に迅速に対応できるよう、各ベッド横にナースコールも設置させて頂いております。

10.ご利用者様・職員にも優しいトイレ

ご利用者様が施設の中で使用する頻度が一番多い設備がトイレになります。だからこそ、ご利用者様が安心・安全・快適に使用できるトイレが必須です。「手摺の配置」・「トイレの設置位置」・「体を支えるテーブルの設置位置」等、今まで開設させて頂いた各施設での経験と学びを存分に活かし、ミリ単位にて設計・配置をさせて頂いております。
また、このトイレはご利用者様側の余分な力の負担軽減に繋がると共に介護側の力の負担軽減にも繋がるという優れものです。実際まだ検証は出来ておりませんが、介護職の職業病とも言える腰痛や椎間板ヘルニアを発症するリスク緩和にも繋がるのではないかと今から期待をしております。是非皆様も施設にお立ち寄り頂いた際にご体感願います。

ファンレストテーブル
「立つ」・「座る」を支える為の手摺に加え、体を支える為のファンレストテーブルを設置致しました。手摺とファンレストテーブルの最適な位置関係を生み出すことにより、トイレにおいても安全な自立支援に繋げて参ります。

ユニバーサルデザイントイレ
ファンレストテーブルの使用は、車椅子をご使用されているご利用者様を想定しております。テーブルをご使用されない時は壁に立てることができる為、必要のない方への配慮と環境を整えさせて頂きました。

移乗支援方法
便器の後方にもスペースを設け、後方からもご利用者様の体を支えることができる設計を致しました。前方の手摺とテーブルを使用することで、無理なくご利用者様自身の力を引き出すことができると共に前方のファンレストテーブルに体を預けることで立位保持の負担が軽減致します。